第4章 ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持になりますー④

「アメリカインディアンの教え」を中ほどまで読み進めてきました。抱えきれないストレスがあると、女性はホルモンバランスが乱れがちになり、周囲に対して攻撃的になったり、逆に自分自身を追い詰めてうつ的になってしまうことがあります。
子供や家庭の心配事がある時、言葉のかけらをおやつにお茶やハーブティーで一息ついてみてください。
「アメリカインディアンの教え」(加藤諦三著・扶桑社)

無意識が与える影響

 よく言われるように、子供に影響を与えるのは、親の意識ではなく無意識です。いくら表面を立派にとりつくろったところで、親の無意識にある憎しみや敵意や陰湿な嫉妬、それに家の中に隠されている対立や葛藤、それらの影響を子供はもろに受けてしまうのです。

他人の幸福を許せない人

 また他人の上に立つことで、自分の悩みを解決しようとする人もいます。そんな人は、他人を妬み、羨む気持ちに支配されています。なぜなら他人の上に立つことで心に安らぎを与えようとしているのに、現実にはそのようになっていないのですから。こうして心の中には、妬みや嫉妬や羨望が激しく渦巻きだすのです。他人の幸福を許せなくなるのです。

白雪姫の継母の悩み
Source of photo: Pinterest
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 有名な『白雪姫』にも、悩める継母が登場します。彼女の悩みはただただ「世界で一番うつくしくありたい」ということです。世の中には、すべてのことに自分が優れていないと気のすまない人もいるのですから、それに比べれば可愛いものですが、一つのことに集中しているぶん深刻です。
 彼女は、自分以外の人が美しいのが気に入りません。それは、自分以外のすべての人に対する敵意です。
 自分が世界で一番美しくありたいので、白雪姫が美人であることが許せません。それで白雪姫を傷つけて自分が一番になりたいのです。
 もし白雪姫が彼女より美しければ、彼女は生きていけません。心のなかの何らかの葛藤を、自分が一番美しいとすることで解決しようとしているのです。だから、あれほど一番美しいことにこだわるのです。
 白雪姫より美しくない自分には生きている価値がない、とまで自己蔑視しているのです。白雪姫と自分とを、対立して考えているところに、彼女の問題があります。
 白雪姫の美しさは、決して彼女の価値を下げるものではないはずです。若い女性の美しさと、年をとった女性の美しさとは違うものです。彼女は自分の価値に気が付いていません。してみると、物語を貫く彼女の競争は、必要のない無意味なものでしかありません。
 彼女がもし、白雪姫を手元において育てたならばどうでしょう。白雪姫は美しいことに罪悪感を覚えるようになるはずです。自分が他人より美しいことが、何か悪いように感じ心の底では美しくなりたいと願いながら、どこかしら言い訳をしていなければいられなくなるでしょう。これでは白雪姫の無垢な美しさは半減するしかありません。

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