パパでもできるお粥とあま酒

 3月とはいっても大雪の山々はすべてが雪でおおわれていました。それでも、雪の中に無数の光のかけらがちらばって春が近いことを教えてくれるのでした。エンクルが窓のすみっこで外をながめていると、きらきら光る銀色の雪原の中ををふもとの村からもどったキタキツネがゆっくりと家路に向かっているのが見えました。
 そんな朝、マスターは何かにせきたてられるようにお粥を作り始めました。娘さんが熱を出したのです。土鍋に2合のお米とたくさんの水を入れてやってみたのでした。お粥はあっという間に食べきれないほど土鍋いっぱいになりました。
 お粥を食べ終わると、娘さんは
「お母ちゃまの甘酒が飲みたいなぁ」
 と心の中でつぶやきました。
 聞こえてはいないはずなのにマスターは悲しそうな顔になったのでした。

風邪やインフルエンザが流行する時期、ママがダウンした時のためにパパもお粥ぐらいはささっと作れるようにしておきましょう。残ったお粥に糀をいれて発酵させたら、飲む美容液とも言われる糀の甘酒までできますよ。お正月に使いきれなかったきな粉もトッピングとして活用しましょう。

実は山ねずみ、糀がやや苦手。飲むときには酒粕の甘酒やチャイと割って飲んでいます。
写真は左から
・あま糀+きな粉+クルミ+黒砂糖+ターメリック
・あま糀+チャイ +シナモン
・ドライフルーツのあま糀漬け(ドライフルーツを一晩あま糀に漬けたもの。レーズンやプルーンがおすすめ)

*ターメリックをかけたのは、この日たまたま二日酔いだったからです。シナモンや黒蜜、野菜パウダーなどでも。

【お粥とあま糀(甘酒)】

材料
・お米   1合
・ 水     お米の5~7倍
・ 糀      200g

作り方
・土鍋に研いだお米を入れる
・中火にかけて、沸騰したら一度なべ底からかき混ぜ、弱火の弱火にします
・蓋をして20分程弱火にかけ、火を止めて蒸らします
*吹きこぼれやすいので、ビギナーは蓋をずらして炊いた方が 良いかもしれません

・先ずは、お粥をいただきます
・残ったお粥は少し冷まして口にすることができるくらいの温度になったら(60℃前後)糀を入れてよく混ぜる
・保温ポットや保温機能のある鍋に入れて1日(半日経ったあたりで少し温める)、炊飯器(蓋は閉めないで鍋のふたなどで代用)なら保温にして6時間おく
・甘くなっていたら出来上がりです

*発酵が足りないようなら、少し火入れ(60度を超えないように)をしてさらに保温してください。これを繰り返しながら硬すぎるようならお湯を足したりしてお好みの甘さになったら冷蔵庫で保存します。
*チャイは今やコンビニでも買えるようになりましたが、自分でも簡単に作れます。作り方はネットに出ていますが、紅茶はアッサムが合いそうです。

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